2019/11/18
三日坊主にならずに帰ってくることができた。
では、今日も作業を始めていく。
先週の木曜日はベッロベロになりながら、適当なテーブルスキーマを書いた。 今日はその適当なスキーマに肉付けと説明を書き残す作業から始めることとする。
まずユーザ情報を管理するための Users
テーブルから始める。
CREATE TABLE IF NOT EXISTS `users` ( `id` CHAR(36) NOT NULL, `name` VARCHAR(255) NOT NULL, `display_name` VARCHAR(255) NULL, `email` VARCHAR(255) NOT NULL, `password` VARCHAR(255) NOT NULL, `salt` VARCHAR(45) NOT NULL, `is_admin` TINYINT(1) NOT NULL, `created_at` DATETIME NOT NULL, `updated_at` DATETIME NOT NULL, PRIMARY KEY (`id`)) ENGINE = InnoDB
id
フィールドにはUUIDまたはULIDを用いる。
UUIDとその互換のULIDはピッタリ36文字と決められているため、型は CHAR(36)
とした。
(参考:primary key - UUID max character length - Stack Overflow )
email
フィールドの長さに関しては色々な議論があるだろうが、まあ個人で適当に作るサービスなのでそこまで厳密には考えず適当に VARCHAR(255)
とした。
ちなみに VARCHAR
の長さを256ではなく255としているのをよく見かけるが、これは文字数カウントのための領域が255だと1バイト、256だと2バイト必要なため、どっちでも良い場合は255を使うのがお作法ということらしい。
次にルーティンワークを管理するための Routines
テーブルを示す。
CREATE TABLE IF NOT EXISTS `routines` ( `id` CHAR(36) NOT NULL, `user_id` CHAR(36) NOT NULL, `title` VARCHAR(255) NOT NULL, `description` TEXT NULL, `status` VARCHAR(16) NOT NULL, `start_time` TIME NULL, `finish_time` TIME NULL, `color` VARCHAR(7) NOT NULL, `days` TINYINT NOT NULL, `is_allday` TINYINT(1) NOT NULL, `created_at` DATETIME NULL, `updated_at` DATETIME NOT NULL, PRIMARY KEY (`id`), CONSTRAINT `user_id` FOREIGN KEY () REFERENCES `users` () ON DELETE NO ACTION ON UPDATE NO ACTION) ENGINE = InnoDB
id
フィールドはユーザ情報と同じくUUIDかULIDを用いる。
また、user_id
は外部キーで users
テーブルを参照し、複数のユーザで同じルーティンワークを共有することはできないこととする。
すなわちユーザとルーティンワークは一対多の関係となる。
description
にはそのルーティンワークの詳細な説明を入れる。
この説明文は長くなる可能性が高いので型は TEXT
型とした。
status
には、そのルーティンワークがまだActiveかどうかを示す文字列を格納する。
TINYINT(1)
にしなかったのは、将来的にActive/Inactive以外にも状態を持たせる可能性があると判断したからである。
ただしこのフィールドは後述する routine_history
テーブルの存在により必要なくなるかもしれない。
start_time
と finish_time
は、一日の中でどの時間帯にそのルーティンワークを行うかを示す。
終日行ったり、start_time
だけ決めて finish_time
は決めない、といった状況にも対応するためにNOT NULL制約はかけていない。
color
はルーティンワークに色で簡単にタグ付けできるようにするための機能である。
もちろん文字列によるタグ付けも実装は簡単だが、少しそれはやり過ぎな気がしたので、このようなシンプルなデザインにした。
型は VARCHAR(7)
としたが、これは #FFFFFF
のような文字列を直接格納することを想定したからである。
しかしよく考えるとアンチパターンな気もするのでこれは変えたほうが良いかもしれない。
days
は何曜日にそのルーティンワークを実行するかを管理する1バイトの整数値である。
整数値である理由は何となく予想がつくと思うが、以下のようにビットで管理したいからである。
ただこの方針はアプリケーションの実装にテーブルが密に依存してしまうのでバッドプラクティスなのかもしれない…。
(High) 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 (Low) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
X | Sat | Fri | Thu | Wed | Tue | Mon | Sun |
is_allday
はそのルーティンが終日行われるルーティンか否かを示すフラグである。
時間が時間なので、今日はここまでとする。 今日も色々調べ物がメインだったため全然作業が進まなかった。 ただSQLアンチパターンをまとめた記事をざっと目を通せたのはとても良かった。
では、おやすみなさいませ。